信州大学コース
コース責任者
古庄 知己
信州大学
医学部附属病院
遺伝子医療研究センター 教授
信州大学では、専攻医は医員として附属病院遺伝子医療研究センターに採用され、指導医のもとOn the Job Training(OJT)に取り組んでいただきます。本学の特徴としては、数および多彩さにおいて全国最高レベルの外来と全国をリードするクリニカルシークエンス体制を背景に、小児期から老年期に渡る全領域の患者様に対して、遺伝学的エビデンスを駆使した最先端の医療を実践できることが挙げられます。札幌医科大学、千葉大学、東京女子医科大学、京都大学、鳥取大学の中から、希望の1-2大学で短期間の研修をすることができます。こうした総合的研修を通じて、診療科横断的な遺伝医療を展開する素養を身につけることができます。臨床遺伝専門医を取得し、全国遺伝子医療部門連絡会議維持機関など遺伝医療の拠点施設において活躍する人材の育成を目指します。
インテンシブコースでは、個々人の希望や事情に合わせた柔軟なプログラムで、自施設では経験できない領域の遺伝診療のOJTの機会を提供し、臨床遺伝専門医の取得を目指します。
遺伝性・先天性疾患を中心とする難病のマネジメントのみならず、がんゲノム医療、周産期遺伝医療など様々な領域の遺伝医療に興味のある方、特に、臨床遺伝専門医取得を目指す方のご応募をお待ちしております。
1週間標準コース
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 受診前症例検討会 | 外来 (小児、周産期、家族性腫瘍など) |
遺伝学的検査実習など | 難聴遺伝子診療外来など | 外来 (小児、周産期、家族性腫瘍、知的障害など) |
外来、遺伝学的検査結果検討会(毎月第1週目)、 遺伝学的検査実習など |
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午後 | 外来 (知的障害、小児、周産期、家族性腫瘍など) |
外来 (小児、周産期、家族性腫瘍など) |
外来 (成人、神経など) |
外来 (循環器など) |
外来 (小児、周産期、家族性腫瘍、知的障害など) |
夕方 | IRUD診断委員会 (毎月最終火曜日18時~) |
がんエキスパートパネル(第1水曜日) 信州HBOCワーキング (3ヶ月毎) |
DMDチーム医療 (3か月毎) |
カンファレンス(17時~) PWSチーム医療 (3か月毎) |
※毎月第1週目以外の月曜検討会後・午前、水曜・午前については、希望をふまえ研修内容を調整する。
研修内容候補
- 染色体検査実習:標本作成、分染法顕微鏡観察、FISH法顕微鏡観察など
- マイクロアレイ染色体検査実習:解析の流れ、GDB解析など
- 次世代シークエンサー実習:解析の流れ、GDB解析など
- 遺伝子医療研究センターにおけるクリニカルシークエンス紹介
- ミニレクチャー(ID外来関連、遺伝性神経疾患関連、他)
受け入れ医師の処遇について
身分 | 医員(非常勤) |
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勤務時間 | 8:30~17:15(7時間45分勤務) |
給与 | 年俸額:3,120,000円(日給:15,294円) |
諸手当 | 夜間等診療手当(1月2回を超える夜間等診療業務に従事した場合に限る)、緊急手術等従事手当、医員緊急コール診療手当、医員救急勤務医手当、航空手当、医員期末手当支給 |
休暇 | 有給休暇:10日 夏季休暇:3日 |
その他 | 本学関係規程等による |
宿舎 | なし |
社会保険 | 全国健康保険、厚生年金、雇用保険、労働者災害補償保険(労災保険) |