岡山大学コース

コース責任者
平沢 晃
岡山大学
学術研究院医歯薬学域 臨床遺伝子医療学分野 教授/
岡山大学病院 臨床遺伝子診療科 診療科長

本コースでは、臨床遺伝子診療科所属の3名の臨床遺伝専門医と4名の認定遺伝カウンセラーのもとで、充実した臨床遺伝の研修を受けることができます。院内には、さらに10名の臨床遺伝専門医が様々な診療科に在籍しており(小児科、小児神経科、脳神経内科、産婦人科、耳鼻咽喉科、消化器外科など)、新生児から高齢者まで疾患を問わず遺伝医療を提供しており、経験豊富なスタッフのもとで多様な臨床経験を積むことができます。

当大学はがんゲノム医療中核拠点病院であり、毎週のエキスパートパネル、院内外の人材育成を行っています。また、全51施設(2024年10月時点)が参加する中央西日本遺伝性腫瘍コホート研究を行っており、これらの取り組みも通じて、最新のがんゲノム医療に関する知見を学ぶことができます。さらに、当大学は大学病院内にとどまらず、地域医療機関における遺伝医療体制の構築にも力を入れており、地域との連携を重視した実践的な学びを提供しています。

現在、臨床遺伝専門医を目指して研修を行っている医師は、院内外合わせて28名(内科:19名、外科:9名. 2024年10月時点)おり、NGSD専攻医やインテンシブコースの受講者は、様々な分野での人材交流を通じて、より深い臨床遺伝の知識と技術を習得できます。

その他、学びの機会の一つとして「岡山臨床遺伝カンファレンス(約7回/年)」と「せとうち臨床遺伝研究会(1回/年)」を定期開催しています。これらは、様々な領域の専門家を講師として招聘し開催しており、これらを間近で聴講できる機会は貴重な経験になります。また、「せとうち臨床遺伝研究会(1回/年)」は聴講のみならず、発表の機会にもなっています。

1週間標準コース

 
午前ゲノム医療総合推
進センター 朝礼
外来
遺伝勉強会
症例カンファレンス
外来
診療科カンファレンス症例カンファレンス
外来
外来
午後外来
Genomics Board プレエキスパートパネル
外来
HBOCカンファレンス(月2回)
リンチ症候群カンファレンス
(月1回)
遺伝性腫瘍エキスパートパネル
(月1回)
エキスパートパネル
外来外来

選択科目

  1. 遺伝学的検査結果の解釈
  2. がん遺伝子パネル検査におけるgermline findingsとその活用
  3. レクチャー:遺伝性乳癌卵巣癌症候群、リンチ症候群、神経線維腫症1型、脆弱X症候群など

受け入れ医師の処遇について

身分医員(非常勤)
勤務時間8:30~17:15(週4日31時間勤務)
給与日給:16,850円
諸手当通勤手当、時間外勤務手当、休日勤務手当等
休暇年次有給休暇:最大10日(採用日により変動)、その他特別休暇あり
その他本学関係規程等による
社会保険健康保険(国家公務員共済組合)、厚生年金、雇用保険、労災保険

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