コース責任者福嶋 義光
信州大学医学部 特任教授
信州大学では、専攻医は医員として附属病院遺伝診療部に採用され、指導医のもとOJTに取り組んでいただきます。本学の特徴としては、次世代シークエンスなど最新の遺伝子解析を駆使し、小児期から老年期に渡る全領域の患者を経験できる診療体制が挙げられます。
4週間コースや、社会人インテンシブコースでは、個々人の希望に応じて、自施設では経験できない領域の遺伝診療のOJTの機会を確保いたします。
難治性疾患の診療・研究に興味のある方、臨床遺伝専門医取得を目指す方のご応募をお待ちしております。
コース責任者櫻井 晃洋
札幌医科大学医学部遺伝医学
教授
札幌医科大学ではさまざまな遺伝性腫瘍における、遺伝医療と他科との診療連携を実践しています。また、研究として腫瘍細胞を用いた網羅的ゲノム解析も行っており、こうした医療や研究を体験する研修ができます。
さらに北海道という広い地域をカバーするための、遺伝医療ネットワーク構築の取り組みについても学ぶことができます。
これらの内容については4週間コースでも効率的に習得できるように研修プログラムを用意しています。
コース責任者松下 一之
千葉大学医学部附属病院
検査部部長・遺伝子診療部
診療教授
当院では遺伝子診療部と検査部が一体となって活動しているので、幅広い疾患の遺伝カウンセリングに加え、次世代シーケンサーも含めた遺伝子関連検査の実施から結果の解釈まで広く学ぶことができます。
また、心理士、ソーシャルワーカー、薬剤師などと共にチーム遺伝医療を実践しており、ファーマコゲノミクス、難病支援などを通して多職種連携の重要性を学べます。
4週間コースでは主に臨床遺伝学的検査についての研修が可能です。
コース責任者斎藤加代子
東京女子医科大学附属遺伝子医療センター 所長・特任教授
東京女子医科大学附属遺伝子医療センターでは、コンベンショナル遺伝子検査に加えて、次世代シーケンサーを用いた解析を実施しています。結果開示や遺伝カウンセリングにおける十分な情報提供も体験していただきます。
さらに、小児期発症の脊髄性筋萎縮症における医師主導治験を開始しています。臨床研究、治験に接し、その知識を身につけ、希少難病における最先端の治療を実体験していただきます。
コース責任者小杉 眞司
京都大学大学院医学研究科
医療倫理学・遺伝医療学 教授
独立した遺伝子診療部門を日本でもっとも古くから開設している施設のひとつです。幅広く多彩な疾患、背景を持つクライアントに対するチーム医療による本格的な遺伝カウンセリングを習得することができます。
週4日勤務も選択でき、時間外手当も支給されることから経済的にも安定しています。診療科とのローテイションなども相談の上、可能です。
4週間コースでは、特に家族性腫瘍外来を担当していただきます。
コース責任者難波 栄二
鳥取大学 生命機能研究支援センター・教授/医学部附属病院 遺伝子診療科
鳥取大学では、遺伝学的検査(次世代シークエンサーでの解析を含む)の実施、結果の解釈、結果告知、さらに適切な遺伝学的検査遺伝カウンセリングや出生前診断を実践します。さらに、難病の治療法(シャペロン療法等)の開発にも触れていただきます。
これらを通して、難病患者の診断、適切な遺伝カウンセリング提供の能力を身につけるとともに、難病に対する研究マインドを育成します。